皆さんVRMLって知ってますか?今はもう衰退してしまった3D用のマークアップ言語です。今回はVRMLのイマを探っていきます!
VRMLとは
VRML(Virtual Reality Modeling Language)は仮想現実モデリング言語といい3Dモデルを作成することができます。1994年に開催された第1回World Wide Web会議で提案されて生まれました。当時は注目が集まっていてHTMLみたいにブラウザで標準搭載する動きもあったみたいですがまだまだ技術の発展に人々が追いつかず衰退していったみたいです。
VRMLはWRLファイルにテキストファイルとして書きます。プログラムは数行書くだけで円柱や球などの3Dモデルを描くことができます。コンパイルは不要です。光沢や透明度、アニメーションなども設定することができます。
VRMLのイマ
それではVRMLは今動かせるのかを調べていきます。VRMLはビューワーと呼ばれるものをインストールする必要があります。ビューワーは昔はたくさんあったみたいですが2022年現在探してみると正常に動くのはCortna3Dしかなさそうです。しかもInternet Explorerでしか動かなそう。。。chrome対応の開発は随分前に止まってますね。
後はビューワーに近いものを気合いで実装するかです。OpenVRMLで動かせるかなあと思って入れてみましたがパッケージが足りません。諸々探してみたところ、Ubuntu8.04(現在22)とかFedora7(現在35)にしかないみたいだったので諦めました。
VRMLを動かしてみる
ってことで大人しくWindowsでCortna3Dを入れます。そんでもってIEで表示します。まあオフラインならいいでしょう()
公式からダウンロード。
以下のコードを書いて表示してみます。
#VRML V2.0 utf8
Shape{
appearance Appearance{
material Material{}
}
geometry Box{
size 2 0.1 2
}
}
板みたいなボックスが作れました。
次は円柱を作ってみます。
#VRML V2.0 utf8
Shape{
appearance Appearance{
material Material{}
}
geometry Cylinder{
height 1
radius 0.1
}
}
簡単に作れますね。
ボックスと円柱組み合わせるだけでこんなのも作ることができました。パソコンルーム的なやつです笑
画像もつけてみました。
結構簡単に書けますね。ただ流行らなかったのは開発された時期が悪かったのかなと。。。