UnrealEngineでPLATEAUを利用する方法

前回はPLATEAU Viewを使ってPLATEAUを利用してみました。今回はUnrealEngineでPLATEAUを扱っていきたいと思います。

UnrealEngine5.1.1が導入されている前提となります。導入してない方は以下の記事をご覧ください。

目次

PLATEAU SDK for Unrealの導入

https://github.com/Project-PLATEAU/PLATEAU-SDK-for-Unreal/releases へアクセスし、最新バージョンのzipファイルをダウンロードします。2023年5月時点では1.1.0が最新でした。ページの下の方に「PLATEAU-SDK-for-Unreal-v1.1.0.zip」があったのでクリック。

中身はこんな感じ。今更ですが今回もMacでやっていきます。

UnrealEditor5.1.1を起動してプロジェクトをとりあえず作成します。「Brank」で大丈夫です。

Finderでプロジェクトを開いて「Plugins」フォルダを作成します。

Plugins内に先ほどダウンロードした「PLATEAU-SDK-for-Unreal」をコピーして貼り付けます。

「ファイル」→「最近使用したプロジェクト」→「現在使用中のプロジェクト名」をクリックし再起動します。

すると以下の通知がでるので一旦「キャンセル」します。Macのバージョンによっては「“UnrealEditor-PLATEAUEditor.dylib”が悪質なソフトウェアかどうかをAppleでは確認できないため、このソフトウェアは開けません。」もあるみたいです。

Macの「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「“UnrealEditor-PLATEAUEditor.dyllb”は開発元を確認できないため、使用がブロックされました。」を許可します。

さらにもう1ファイル分でます。許可します。

繰り返すと警告の内容が以下に変わるので「開く」をクリック。これも何回も出たり開けない場合もあります。その場合は何回も同じことを繰り返すといずれ開けます()

タブにPLATEAUが表示されていれば成功です。

次に設定を変更します。環境設定を開きます。

「一般」→「ロード&保存中」→「自動際インポート」→「詳細設定」→「監視するディレクトリ」→「プラスボタン」から「PLATEAU/Datasets/*」を追加します。

「レベルエディタ」→「ビューポート」→「コントロール」→「詳細設定」→「距離スケーリング済みのカメラ速度を使用」にチェックを入れます。これで設定も完了です。

都市データを取得する

次にインポートする都市データを公式から取ってきます。以下のサイトに行きます。

https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau

今回も渋谷でやってみましょう。東京23区の新しい方をクリック。

CityGMLデータをダウンロードします。70GBです。重すぎです。別の都市の方が良かったかな。。。

ZIPを展開し、Editorに戻りタブからPLATEAU SDKを選択。

ローカルを選択し先ほど展開したフォルダを選択し、「範囲選択」をクリック。

渋谷区をズームし、オレンジの枠の中に入れたら「決定」を押します。

地物別設定はそのままでOKです。

「モデルをインポート」をクリック。

するとインポートが始まります。アウトライナーの「PLATEAUCitModelLoader」の詳細を開くとインポート状況が確認できます。

「都市モデルの読み込みが完了しました。」がでれば完了です。

なかなかにすごいです。

ここは渋谷スクランブル交差点です。ダウンロードしただけでここまで再現できてしまうのはガチですごいですね。

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