メタバースの開発ツールはさまざまですが今回はその中でも代表的な3つに絞ってご紹介します。
Unity
Unityは3Dのゲーム開発ができるプラットフォームです。2Dゲームも作ることができます。Unityで作られた代表的なゲームは
- ポケモンGO
- 原神
- バイオハザードアンブレラコア
- Fall Guys
- スーパーマリオラン
- 白猫プロジェクト
など有名な作品が数多くリリースされています。
Unityの特徴としては
- 無料で使える
- プログラミングがわからなくてもGUI操作で開発できる
- 日本語に対応している
などの特徴があります。
無料で使える
Unityは無料(パーソナルプラン)で多くの機能を使うことができ、初心者にも手に取りやすいツールです。ガッツリ本格的に開発したい方向けに月4000円ほどのプランもありますが無料プランだけでゲーム開発に必要な機能はほとんど揃います。
プログラミングがわからなくてもGUI操作で開発できる
3Dのゲーム開発は難しいイメージがありますがUnityであればプログラミングに詳しくなくても直感的な操作でゲームを組み立てていくことができます。動画編集ソフトの画面と似ています。
細かい動作を組み込むためにプログラミングを使うこともできます。言語はJavaScript 、C#、Booです。
日本語に対応している
Unityは日本語の対応が手厚く、公式ドキュメントまで日本語対応しています。また、日本語の記事も数多くみられるため困った時に参考になるでしょう。
以下の本が人気でわかりやすいです。
Unreal Engine
Unreal EngineはフォートナイトなどをリリースしているEpic Gamesが開発したゲームエンジンです。他のツールに比べてグラフィックに特化しています。
代表作として
- フォートナイト
- 鉄拳7
- PUBG
- ドラゴンクエストⅪ
- ウイニングイレブン2020
などがあります。特徴としては
- 全機能無料
- 高いグラフィック性能
- プログラムを視覚的に組むブループリント機能
があげられます。
全機能無料
Unreal Engineのすごいところは全機能無料のところです。ソースコードも公開されているためとてもオープンなサービスになっています。利益が1億円を超えるようなサービスになったら手数料を払う必要がありますが、それ以外は完全無料です。
高いグラフィック性能
最大の特徴とも言えるのが高いグラフィック性能です。代表作をみたら一目瞭然ですが木や石、水などの自然を鮮明に再現することができます。今ではゲームだけでなく、映画を制作する会社もあるそうです。
プログラムを視覚的に組むブループリント機能
Unreal Engineではプログラムを視覚的に構築するブループリント機能というものがあります。今まで3D制作では細かい動き一つ一つをプログラミングで表現していたため莫大な時間がかかっていました。それをブループリントではドラッグ&ドロップで直感的にプログラムを組むことができます。
Blender
Blenderは3DのCGアニメーションを制作できるツールです。完全無料にも関わらず高機能です。幅広い分野で活用されており、映画制作や動画編集、CG制作まで多岐に渡ります。ゲームを作成するツールではないため代表作などはありませんが調べると以下のようなさまざまな高クオリティ作品が出てきます。
特徴は
- 完全無料で商用利用する場合でも無料
- 3DCGアニメーションや動画編集ができる
- 細かい描写をPythonで書ける
完全無料で商用利用する場合でも無料
Blenderは完全無料です。商用利用の際は手数料を取られるサービスも多いですが、Blenderは商用利用も無料でできます。また、無料にも関わらずたくさんの機能がついていて少々操作が難しいです。ただ使いこなせると高クオリティの作品を作ることができます。
3DCGアニメーションや動画編集ができる
機能が多く、モデリングからアニメーションはもちろん、物理的なシミュレーションやモーショントラッキングまでさまざまなことができます。2Dから3Dまで何でもできる万能ツールとも言えます。
細かい描写をPythonで書ける
Blenderはスクリプト利用にも対応しており、Pythonを使ってあらゆる機能を簡単なコードで呼び出すことができます。Pythonは機械学習などに使われる言語で今後将来メタバース上で応用的に使われることも期待できます。
Pythonを使って応用したい方は以下の本がおすすめです。